髭太花潜

蝶や甲虫に関する採集記みたいなのを書こうとおもっています

蝸牛被飼育 -春の雪-

最近暇なので初投稿です。

新種のウィルスの流行により採集・遠征にも行きづらいというか行けないようになってしまい毎日TwitterのTLで採集に行っているFFを見て怒りの炎を燃やしています。とても退屈な日々送っています。

ではこの遠征に行けないフラストレーションをどのように発散すれば良いでしょうか。

答えは飼育です。

そこで今回は最近私が取り組んでいるマイマイカブリの交雑種の作成について書こうと思います。

 

2月某日

サークルの面々で朱鷺で有名な某島にてマイマイカブリを複数採集。本来であればすぐ〆て標本にする予定だったのですが、思った以上に数が採れた展脚するのがダルいので何匹かは生かし家で飼育することを決意。朱鷺島を脱出した後にまた別の島に行く予定だったのですが海がシケって帰ってこられなくなると忠告をうけたので断念し、東北を回り、マイマイカブリを複数採集しました。そこでふと思ったのがこれらのマイマイカブリの交雑でした。以前ネットでマイマイカブリについて調べていた時にマイマイカブリ佐渡亜種と東北南部亜種の交雑実験をしている論文を発見し、(便宜上以下佐渡亜種をサドマイ,東北南部亜種をコアオ,北部亜種をキタカブリとする)他の狭頭型の個体とも交雑を起こせないかと考えました。

2月某日

遠征から帰ってきた私は早速キタカブリ(宮城産)とサドマイを同居させ経過を観察しました。もともと、私の部屋はゼフィルスの飼育のために室温を20℃にキープしており、マイマイカブリはすぐに口髭を橙色に染め交尾ができる状態になりました。

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合体シーン

画像では判別がつきにくいですが下がサドマイで乗っかっているのがキタカブリです。交尾は確認できたのですが肝心のカタツムリが手元に1匹もありません。ここで一旦交雑計画は休止。カタツムリが確保でき次第再開することにしました。

 

3月某日

離島遠征に行っていた私はそこでまとまった数のカタツムリを入手。早速サドマイマイに与え、またキタカブリによる追い掛けを実行しました。その後、砂を敷き詰め、その上から水苔をおいた簡易的な産卵セットにサドマイを移しました。一週間後産卵セットから夜な夜なゴリゴリという砂を掘っているような音が聞こえ、2日後に確認したところ見事薄黄色に濁った卵が床材の上部に置かれていました。

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産み落とされた卵

卵を確認してから3日後無事孵化。

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孵化したばかりの1齢幼虫

マイマイカブリの幼虫はとても神経質と聞いていたいたので、ひとまず1日放置し様子を見ました。

 

この続きも早く書きたいのですが、実は卵が孵化したのはつい最近でまだ経過観察中です・・・(せっかち)。

 

また進展があればブログを更新したいと思います。

更新がなかったときはナオキです・・・。

 

 

ひしゃかた (@hishakata) | Twitter